ドイツゴサイコウ

ドイツ語の仕組みについて再考するブログ

ドイツ人の使う筆記用具について

ドイツに来て気になったことがの一つが、ノートのマスの違いです。

日本では6~7ミリのマスがメジャーですが、ドイツ人が使うノート(=Schreibblock)は三種類あって、①マスの幅がものすごく広い(=liniert)か、②マスがものすごく小さい四角形(=kariert)か、③無地(=blanko)に分かれています。

ドイツ人を観察していると、①派と②派がすごい多い印象を受けます。私からすると、①は幅が広すぎて巨大な文字になるし、ページは食うしでいいことがあまりないし、②は逆に幅が狭すぎてアリみたいな字になるし、中間の幅はないのー?と思ってしまいます。あとは、どちらもマス線の色が異様に濃くて目がしょぼしょぼします。③の無地を使っているドイツ人にはあまり遭遇したことがありません。この3つの中では比較的使いやすいけどまっすぐ書くのも難しいし。

日本で国語のノートだけ違うのを使っていたみたいに、ドイツでも科目ごとに違うノートを使ったりするのかなーなんて思います。実際はどうなんでしょう。

ちなみに、いろんなノートを使い比べてみた結果、最終的に私がたどり着いたのはフランス式のノートでした(笑)。幅がちょうどいいんです。売っているお店は少ないので、見つけたら買いだめするようにしています。

 

もう一つ気になったのは、ペンの種類です。

日本では、学生というととにかくシャープペンシルを使っている印象がありますが、こちらの学生はほぼペン一択です。公的な試験では、鉛筆(=Bleistift)・シャープペン(=Druckbleistift)を使ったら失格ということも多いです。日本と真逆ですね。

一言にペンと言っても、いろいろ種類があります。よく見るのは、青いボールペン(=Kugelschreiber)、万年筆(=Füller)、細いフェルトペン(=Fineliner)です。すごく不思議なのですが、なぜか青い色のインクを使っている人がめちゃくちゃ多いです。もしかしたら、ノートのマス線が異様に濃いことと関係してるかもしれないですね。

ドイツの学校では使う筆記用具が学校から厳しく指定されているとの噂を聞いたのですが、文房具の選定の基準とかあるんですかね。もしあればぜひとも知りたいなーと思います。

 

以上、小さな文化の違いの観察日記でした。

P.S. ちなみにこのマスという言葉、ドイツ語のMaß(マース、=寸法・単位)から来ています。

 

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