今日は、ドイツに来たきっかけを少し書いてみようと思います。
直接の理由はずばり、日本の第一志望の大学に落ちたことです(笑)。受験は中学校入学前に一回受けたきりだったし、今までの人生で大きな挫折をしたことのなかった私にとって、正直言ってこの出来事は結構ショックでした。
高校3年生の頃にはドイツに行きたいという思いもそれなりにあって、ドイツの大学に出願する条件も満たしてはいたのですが、それでも外国に進学となるとなんとなく決断を下せなくて。
ただ、第一志望に落ちてしまった以上、他の大学に行くのも負けたような気がするし、中途半端にドイツ語ができてしまう分、ドイツ語学科に進んで一からまた文法を学び直すのもなんとなく気が進まないし。。結局、半ば消去法のような形でドイツに行ってみようと決めたのでした。
私が憧れていたのは、ドイツ史の研究。渡独を決めたときは、ドイツ人の学生に混ざって、歴史研究の権威のもとで学ぶ自分の姿をすっかり夢見ていました。ただ、その当時は大学の勉強がどういうものかも知らなかったし、大学の勉強にドイツ語でついていくのも何とかなるだろう、くらいの軽い気持ちでいました。これから待ち受ける大挫折のことなどつゆ知らず。
今思い返してみると、ドイツでの生活に憧れて準備していたあの期間が一番楽しかったな～と思います。なぜなら、現実を知らないまま頭の中で夢の世界に浸れたから。いろんなブログを読んだり、新生活についてリサーチしたり。あの時のドイツへの憧れを思い出して胸がキューっとなる瞬間もあります。渡独してからは超現実的な問題との格闘が待ち受けていたので。
でもやっぱり、こちらに来るという決断は間違ってなかったと今なら断言できます。ドイツに来てから起きた諸々、また今の気持ちに至るまでの経緯についてはこれからぼちぼち書いていく予定です。その際はお付き合いいただけると嬉しいです☺
