皆さんこんにちこんばんは。お久しぶりです。最近はすっかり寒くなり、さぼり癖がまた出てきているねずみです。
さて今日は、このブログでも何度も使っているキーワード、かつ私の愛する専攻科目である言語学についてちらっと説明したいと思います。
そもそも言語学って言われても、何をする学問なのか想像もつかない人が多いんじゃないでしょうか。私も、専攻科目を変える前は、存在すら知りませんでした。
言語学で扱う対象はとても広く、言葉に関する疑問を体系的に明らかにすることが目的です。こういう言い方をしてもすごくはっきりしないので、具体的な例をお伝えしようと思います。
言語学で扱う分野は非常に広く、様々な言語的な現象について研究することができます。例を挙げると、
- 言語の歴史 ー ドイツ語の文法の歴史的な変遷
- 言語の比較 ー 英語とドイツ語の類似点や違い
- 言語内のバリエーション ー ドイツ語の方言、話し言葉と書き言葉の違い
- 言語習得について ー 母語と外国語がどう習得されるのか
- 言語認識 ― 言葉の理解のプロセス
などがあります。
このような対象を分析する際、言葉のさまざまな層に注目することができます。例えば、
- 音声 ー ドイツ語の方言ごとの発音の違い
- 文法 ー ドイツ語と日本語の語順の違い
- 意味 ー ある言葉が示す意味の曖昧さ
- 語彙 ー ドイツ語と英語の語彙の共通点と違い
- 使い方 ー 遠まわしな言い方の解釈について
などです。どの層に注目するかによって、言語学内でさらに専門分野に分かれます。例えば、音声学、形態論、統語論、意味論などなど。
言葉という漠然としたものを対象に研究するので、応用範囲も多岐に渡ります。代表的なものに、
- 言葉の授業 ー 語学学校のドイツ語コースなど
- セラピー ー 標準から離れた発音の矯正
- ロボット ー 話すときの口の動きの再現
- コンピューター ー 音声認識システム
などがあります。
ざっと代表的な例を紹介しただけなのでまだまだぼんやりしたままだとは思いますが、何となく言語学の姿をつかんでもらえたならうれしいです。個別の例については追々紹介するかも、です。
それではまた次回!☺